大地との一体化を感じ続けるため、自然を感じ、自分が自然の一部であることを 感じ、学び、思い出すための業(わざ)ではないか。 もちろん、お金を稼ぐ手段としては、「農業」としてそれはある。 食料を作ることを職業として行う人々とは全く別の次元で、 人は自分たちの食べるものの一部でも自分で作ることを、「食べるため」と同時 に一つの生命として営む必要があるのではないか。 それが当然の仕業として根を張っている地域として、糸魚川があるのはどうだろ うか。
ここ新潟県糸魚川市は山、川、森、海、自然に非常に恵まれた地域です。海抜0メートルから3000メートルまでの高低差をもち、美しい山々を有しています。糸魚川のどこに住んでも、山の豊かさはもちろん、車で15分ほどで海岸に着き、海の豊かさも気軽に味わえる。こんな場所は実は日本中でも珍しい。 そんな糸魚川市も高齢化、過疎化が進んでいます。 その対策として、他の多くの市町村と同じく、都市部と同じルールを進めようとしています。 これだけ自然があり、都市部ではどうやっても真似できない、自然との共生、本当の豊かさに気づけるための宝庫でありながら、今は、お金のルール、規模のルールに乗っている。 人が自分のペースで一生懸命はたらけば、安心して生活できる地域でありたい。 共同体本来の人の生きがいを実感できる生き方がせっかくできる地域なのですから。 自然のなかで、不便をいとわずに、大事なことを維持できる生き方、人が本来持っている力が目覚める地域。 そんな方向にいけたらいいなと模索し、考察を書いて行きたいと思っています。
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