2013年3月26日火曜日

糸魚川市の移住者の受入は

地方での新たな生活を望むIターン。
どこかいいところがないか、自然が豊かなところはないか、と探して糸魚川市を候補の一つにした人がいたとします。
ここがいいなと思って、まずは住む場所は確保できるかな、と調べますが、糸魚川市は結構大変です。
私の場合は、不動産屋にいくつか問い合わせ、糸魚川市が管理している空き家情報で調べましたが、なかなか見つけられませんでした。物件が少ない。
街中にはまだあるほうですが、地方移住を望む人たちの多くが希望する、自然豊か、農作業ができるところ、家賃はできるだけ安いところ、などの条件で探すと本当に見つけるのは困難です。
私は移住する前年の9月くらいから本格的に調べましたが、12月にほとんど断念しそうになりました。

地域活性化の重要な要素の一つ「人を減らさないこと、増やすこと」があります。
そのためには、①今既に住んでいる人の流出をふせぐこと、②Uターンを増やすこと がまずあると思います。
その次に、新たな移住者を呼び寄せることも大切なことです。
糸魚川市は、この「新たな移住者を呼び寄せる」ための対応が残念ながらあまりうまくいっていないように感じます。

いろいろ理由はあります。空き家情報がなかなかでてこないというのも市役所で聞きました。資金貸付制度も結局金融機関まかせなので、糸魚川市のこの制度はよいとはいえません。個人的な話ですが、私はこの貸付制度で大変不愉快な目に会いました(結局借りていません)。

思うに、移住者に住む場所を照会するしくみは、ちょっとした工夫で、もう少し上手くできるのではないでしょうか?
住む場所を提供しやすくする、おそらく一番の、埋もれた情報も出てきて、そしてお金が殆どかからない、その方法は、行政と各地域の自治団体、振興会の蜜なネットワークだと思います。

私が今の家に住めるようになったのは、一昨年の12月に上早川小学校にメールで問い合わせをし、住む場所が見つかりません…とお伝えしたところ、上早川振興会の会長さんを紹介してもらい、会長さんから、それならこの空き家はどうか?ということで、上早川小学校にメールをして1週間足らずで引越し先の具体的な情報を得ることができました。その後、実際に見学させていただいて、決まりました。

各地域では、空き家が増えてきて、管理も大変、壊すのも何百万円もかかる。一方で地方に引っ越して新しい人生を送りたいというIターンの人たちがいる。
もう少しうまくつながればいいな、と思います。





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